園舎建て替えにともない、いよいよ本格的に旧園舎の解体工事が始まりました。

3月半ばに在園児は近くの仮園舎へ生活の場を移し、取り壊しを聞きつけた多くの卒園児や保護者の方々もかつて過ごした思い出の園舎へお別れを告げに訪れ、壁や窓、床、廊下、扉などなど至るところに在園児と共に思い思いのメッセージを残してくれました。

昭和30年に福生市初の民間保育園として開設し、現在の園舎が出来たのは昭和50年。
雨の日も晴れの日も寒い日も暑い日も。
たくさんのお子さま達の姿を、この園舎は見守ってきました。
お子さまたち・保護者の方々・そして保育士をはじめとした職員一同。
たくさんの人々のたくさんの歴史や思い出が詰まっていました。

園舎自身もきっと訪れてくださった方々の声に耳を傾け、最後に刻まれた温かい言葉に「使命を果たせたかな」と喜んでいたのではないでしょうか。
満開だった桜も散り、役目を終えてそっと崩れゆく姿に私達からも「ありがとう」の言葉を贈ります。

お子さま達にはもうしばらく仮園舎での生活をお願いすることになりますが、新園舎も、東福保育園らしい環境を活かしつつお子さま達がより一層快適で楽しい生活を送れるよう、設計士の方々や建設に関わる方々と鋭意打ち合わせを重ねております。
近隣の住民の方々も様々なご協力を頂きありがとうございます。

皆様の思いをつなぎ、新しく生まれ変わる東福保育園。
その完成が、今から楽しみです。